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東京2020オリンピックに出場した競泳オマーン代表のアルー・アダウィ イサ選手に学長賞

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水泳部のアルー・アダウィ イサ選手(スポーツ科学部4年)が東京2020オリンピックに競泳オマーン代表として出場したことを称え、10月15日に学長賞が贈られました。


 イサ選手は、中京大勢として唯一、現役生で東京五輪に出場しました。7月23日に行われたオリンピック開会式では母国、中東・オマーンの旗手も務め、出場した100㍍自由形では予選敗退ながらもオマーンの記録を更新するなど活躍しました。


中東の国オマーンはイサ選手の母国で、中京大学には2018年、同国の国費留学生として入学。入学当初から3秒以上タイムを縮めるなど記録を伸ばしてきました。


 梅村清英学長は「1年次にアジア大会に出場した時に挨拶に来ていただき、『東京オリンピックに出たい』という目標を聞いたことを覚えています。見事に有言実行してすばらしいと思います」と話し、イサ選手は「ベストを出したかったのですがなかなか出せず悔しい気持ちがあります。しかし、中京大生として4年生で出場することができてよかったです」と振り返りました。


 また、水泳部部長で体育会長の髙橋繁浩教授は「イサ選手はここにきて本当に力をつけていますし、体格も良くなっている。ぜひ3年後のパリ五輪を目指して頑張ってもらいたい」と激励しました。


 オリンピック競泳日本代表コーチを務めた佐々木祐一郎監督は「水泳部としては自国開催の五輪で複数人の出場者を出したいと目標を立てていました。イサ選手を始め、卒業生では川本武史選手(トヨタ自動車)、小西杏奈選手(ガスワン)、難波暉選手(新東工業愛知)が東京五輪に出場することができて、水泳部としても目標は達成できたのではと思っています」と語りました。

(左から)チューグル、水泳部・草薙健太コーチ、佐々木監督、イサ選手、梅村学長、スポーツ科学部・種田行男学部長、高橋部長